稼働した「いちご山口佐山 ECO 発電所」 
稼働した「いちご山口佐山 ECO 発電所」 
(出所:いちごECOエナジー)
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 いちごグループホールディングスは4月6日、山口県山口市に「いちご山口佐山 ECO 発電所」が発電を開始した、と発表した。傘下の事業会社であるいちごECOエナジーが建設した。出力約2.36MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)で、民間企業の資材置き場だった用地を活用した。

 山口市佐山の4万3621m2の土地に東芝製の太陽光パネルを9072枚、設置した。パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。EPC(設計・調達・施工)サービスは、東芝プラントシステムが担当した。年間の発電量は、約296万7000kWh(一般家庭約820世帯分の年間消費電力に相当)を見込んでいる。

 いちご ECO エナジーは、開発の確定している31発電所(合計106MW)を計画通り進捗させており、これらの発電所が計画通り20年稼働した場合、営業収益から減価償却費と想定販管費を差し引いた「将来収益想定」は、 20 年間で合計約 263 億円を見込んでいる。この数値は、事業計画策定に際し技術コンサルタントの作成する超過確率50%での予測発電量である 「P50」ベースで試算したもの。