協業に関する覚書を締結
協業に関する覚書を締結
(出所:SBIソーシャルレンディング)
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 ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)サービスを提供するSBIソーシャルレンディング(SBISL、東京都港区)は4月5日、太陽光発電関連事業を手掛ける韓国S-Energyおよび玄海インベストメントアドバイザー(GIA、東京都千代田区)との間で、再生可能エネルギー関連事業におけるソーシャルレンディングを活用した資金調達スキームで協業すると発表した。

 S-Energyは、2001年にサムスン電子の子会社として創業された企業で、太陽光パネルの製造・販売、プロジェクト事業、O&M(運営・保守)事業、リース・発電事業、燃料電池事業を手掛けている。2013年には日本法人を設立し、日本国内の太陽光発電事業への参入を検討してきた。

 また、SBISLとGIAは、これまでに再エネなど社会的ニーズの高い事業分野においてソーシャルレンディングを活用した「橋梁ローンファンド」(愛称:かけはし)を2016年6月に組成し、2018年3月末時点で累計約148億円の募集を行ってきた(関連記事)。

 S-Energyは今回、SABISLとGIAの資金調達スキームに参画することで、日本国内の太陽光事業参入の足がかりとする。また、SBISLは、貸付対象事業の選択肢が新たに加わることとなり、投資商品のラインアップを拡充することで多様化する投資家ニーズに対応する。