開所式の様子
開所式の様子
出力は1.24656MW(出所:協和エクシオ)
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 通信分野などの電気通信関連インフラを手掛ける協和エクシオは4月6日、山口県で出力約1.25MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「エクシオ平生ソーラーファーム」が完成したと発表した。

 同社にとって、中国地方で2カ所目、国内で12カ所目の太陽光発電所の稼働となる。4月5日に、開所式を開催した。

 山口県熊毛郡平生町にある、敷地面積約1万7488m2の土地を借り、メガソーラーを設置した。年間発電量は、一般家庭約300世帯分の消費電力に相当する、約162万kWhを見込んでいる。

 敷地は、二つの区画に分かれている。真ん中を通る町道が区画を分け、町道の左右には、建物や駐車場がある。

 メガソーラー内におけるパワーコンディショナー(PCS)への送電の一部は、町道をまたぐことになる。そこで、町道の一部を借り、送電ケーブルを地中に埋設して町道の下を通している。

 また、立地する場所は、海に近い。このため、塩害対策を施した架台を採用した上、コンクリート基礎を採用し、塩分による腐食を防ぐ設計とした。海からの風を考慮し、架台の高さを極力抑えたとしている。

 設計・施工は、協和エクシオと、五洋建設が担当した。五洋建設は、海洋部や臨海部に強みを持つ土木・建築会社として知られる。

 太陽光パネルは京セラ製の単結晶シリコン型を4704枚、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

■変更履歴
公開当初、協和エクシオにとって、「山口県内で2カ所目」と表記していましたが、「中国地方で2カ所目」の誤りです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2016/4/7 19:35]