フィリップス・レスピロニクスは、睡眠時無呼吸の治療装置(CPAP)を中心とした治療サポートソリューション「ドリームファミリー」の提供を、2016年4月4日に開始した。
CPAP治療は、睡眠時無呼吸治療の第一選択肢として広く実施されている。ところが、マスク装着の不快感やチューブの取り扱いなどの要因から、患者の約30%が3カ月以内に治療を中断しているという。
ドリームファミリーは、CPAP治療のこうした課題に応える。CPAP装置「ドリームステーション Auto」、モバイルアプリ「ドリームマッパー」、人工呼吸器用マスク「ドリームウェア ネーザルマスク」の3つから成る。
ドリームステーション Autoは、同社従来品と比べて20%の小型化と30%の軽量化を実現。旅行先や出張先に持ち運びやすくした。カラーディスプレーを搭載しており、外来受診の予約日をメッセージで表示する機能なども備える。
ドリームマッパーは無償のモバイルアプリで、治療への患者の積極的な関与を支援する。日々の治療状況を確認する機能や、専門医による疾患・治療の解説動画、セルフコーチング機能、外来受診予定日の通知機能などを搭載した。ドリームステーション AutoとはBluetoothでデータ連携できる。
ドリームウェア ネーザルマスクは、視野の広さや睡眠中の寝返りを妨げないデザインを採用した。