太陽光パネルの下で、サカキを栽培する予定
太陽光パネルの下で、サカキを栽培する予定
(出所:多摩川ホールディングス)
[画像のクリックで拡大表示]

 多摩川ホールディングスは3月20日、静岡県島田市において、出力約406kWの営農型の太陽光発電所が完工したと発表した。同日、売電を開始した。

 同社にとって、初の営農型の太陽光発電所の稼働となった(計画公表時の関連ニュース)。発電事業者は、同社の100%子会社であるGP エナジーEとなる。

 島田市岸町にある農地を借り、支柱を立てて農地の上に太陽光パネルを並べて、作物と太陽光発電で日射光を分け合う。榊(サカキ)を栽培する予定としている。

 借りた土地の面積は約4626m2で、売電価格は36円/kWh(税抜き)となる。

 初年度の年間発電量は、約48万4000kWhを見込んでいる。年間の売電収入は、約1740万円を見込んでいる。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、ウエストエネルギーソリューションが担当した。太陽光パネルは中国Znshine PV-tech社(正信ソーラー)製、パワーコンディショナー(PCS)は、安川電機製を採用した。