デジタルヘルスベンチャーの情報医療は、日本生命保険相互会社と糖尿病予備群向け重症化予防プログラムの開発に着手する。情報医療のオンライン診療サービス「curon」(クロン)を活用して医療現場と患者とのコミュニケーションをサポートすることを通じ、糖尿病の重症化予防の実現を目指す。

 2018年上期に公益財団法人 日本生命済生会付属 日生病院(大阪市西区)でトライアルを開始する。同年下期中に、他地域・企業でのパイロット事業を展開する。

 curonは、医師向けにはWebベースのアプリケーション、患者向けにはスマートフォンアプリを用意し、予約、問診、ビデオ通話による診察、決済、院内処方薬配送に加え、服薬継続のサポートまでを行うサービス。2016年2月にサービス提供を開始し、都市部を中心に全国で約500施設のクリニックなどで導入されているという。また、医療機関の医師だけでなく、さまざまな医療従事者と患者とのコミュニケーションプラットフォームとしても活用されている。