日鉄鉱業は3月18日、岩手県釜石市において、出力1.99MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「中の沢メガソーラー発電所」を開発すると発表した。

 釜石市甲子町にある、同社グループの遊休地に立地する。子会社である釜石鉱山の堆積場の一部を活用する。

 敷地面積は約5万m2で、2016年12月に運転を開始する予定となっている。設備投資額は約8億円で、稼働後の年間発電量は約220万kWhを見込んでいる。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、日鉄住金テックスエンジ(東京都千代田区)が担当した。太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は富士電機製を採用した。

 日鉄鉱業は、遊休地を活用して太陽光発電に取り組んでいる。すでに6カ所を稼働させており、今後も開発を続けていく意向を示している。

 これまでの6カ所は、北海道虻田郡の出力1.99MW、福岡県飯塚市の同1.453MW、長崎県佐世保市の同1.5MW、福岡県飯塚市の同1.75MW、栃木県下都賀郡の同1.5MW、岩手県釜石市の同1.997MWとなっている。