Exeger Operationsの色素増感太陽電池セルを採用した製品のイメージ
Exeger Operationsの色素増感太陽電池セルを採用した製品のイメージ
薄型・柔軟性の特徴を生かしてヘッドホンのバンドや円形の耳あて部分にセルを組み込める(出所:Exeger Operations)
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 ソフトバンクグループは、スウェーデンの太陽電池メーカーExeger Operationsに1000万米ドルを出資した。また、子会社のSBエナジー(東京都港区)は、Exeger Operationsの太陽光発電に関する技術のグローバル展開を加速することを目的とした戦略的パートナーシップを締結した。3月5日に発表した。

 Exeger Operationsは、色素増感型太陽電池セル(発電素子)の商用化を進めるベンチャー企業で、2009年に設立された。同社の色素増感太陽電池セルは、自然光や人工光を問わず周囲の光条件に対して効率的に発電できるという。また、薄型で柔軟性が高く、さまざまな形状や色彩にプリントできるため、製品のデザイン性を損なわずに組み込めるという。

 今回の出資に伴い、ソフトバンクグループはExeger Operationsへ取締役1人を派遣する。また、SBエナジーは、新規事業拡大の一環として、デバイスメーカーなどに対してExeger Operationsの色素増感太陽電池セルを採用したデバイスの製品化および幅広い普及を推進していく。