つくば市で上海電力電力が運営する「SJソーラーつくば発電所」」
つくば市で上海電力電力が運営する「SJソーラーつくば発電所」」
(出所:日経BP)
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 富士興産は3月2日、宮城県蔵王町に建設されるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)型のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を購入すると発表した。完成後の6月に引き渡され、売電を開始する予定。

 名称は「富士興産蔵王発電所」で、同社5カ所目の発電所となる。約3万9000m2の敷地に出力1.996MWの太陽光パネルを設置した。

 ソーラーシェアリングは、農地の一時転用制度を利用する。農業生産法人によるミョウガなど、遮光耐性に優れた農産物の生産を予定している。ソーラーシェアリングでは、細長い短冊形の太陽光パネルを2m程度の支柱に取り付ける方式もあるが、今回の発電所では、通常タイプの太陽光パネルを採用するという。

 同社では、千葉県木更津市、群馬県中之条町、鹿児島県阿久根市、茨城県坂東市に高圧配電線に連系するメガソーラーを運営している。

 国内における高圧配電線に連系する大規模なソーラーシェアリングとしては、千葉県匝瑳市の「匝瑳メガソーラーシェアリング第一発電所」(1.2MW)、茨城県つくば市に稼働した「SJソーラーつくば発電所」(35MW)がある(関連記事)(関連記事)。