単結晶120セルで出力範囲275~290W/枚の「PE05H」
単結晶120セルで出力範囲275~290W/枚の「PE05H」
(出所:トリナ・ソーラー・ジャパン)
[画像のクリックで拡大表示]

 トリナ・ソーラー・ジャパンは2月28日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)や産業向け新型太陽光パネル「SPLITMAX」を発表し、販売を開始した。パネル(モジュール)1枚あたりの発電量が従来モデルに比べ約10W増加した。価格はオープン。

 従来の正方形のセル(発電素子)を2分の1サイズにカットした「ハーフカットセル」を採用することで、セルの電流値を半分に下げ、セル内部の発電ロスを約4分の1に低減した。また、LRF(Light Redirecting Film)を用いることで更に出力を高めた。

 セルの直列回路を2分割し、並列に接続する新しい配線技術を採用し、パネルに影がかかった場合の出力損失を低減させた。欧米で主流の縦置きパネル設置の場合、下部に影がかかっても上部は影の影響を受けずに発電でき、損失を抑えられる。

 ラインアップは、単結晶120セル・パネル寸法1675×992×35mmで、出力範囲275~290W/枚の「PE05H」と同295~320W/枚の「DE05H(II)」。多結晶144セル・パネル寸法2000×992×40mmで、同335~345W/枚の「PE14H」と同350~380W/枚の「DE14H(II)」。