共同事業に向けた協議範囲と事業展開のイメージ
共同事業に向けた協議範囲と事業展開のイメージ
(出所:JFEエンジニアリング)
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左からJFEエンジ関口専務、東電FP佐野社長、 JFEエンジ吉田副社長、東電FP久米常務
左からJFEエンジ関口専務、東電FP佐野社長、 JFEエンジ吉田副社長、東電FP久米常務
(出所:JFEエンジニアリング)
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 東京電力フュエル&パワー(東電FP、東京都千代田区)とJFEエンジニアリングは、再生可能エネルギーや上下水・廃棄物処理など自治体向けインフラサービス分野で共同事業を実施する。2月28日に基本合意書を締結した。電力会社とエンジニアリング会社が、業種を超えてインフラサービス分野で戦略的アライアンスを結ぶのは初めてという。

 両社は、低炭素社会に向けた再エネ市場の拡大と自治体サービス民営化の流れを視野に、2016年11月から経営資源の相互有効活用の可能性について幅広く検討を進めてきた。

 事業領域拡大による競争力強化・企業価値向上に加えて、地球環境問題や人口減少時代におけるインフラ維持・管理の効率化、自治体インフラの老朽化といった社会的課題の解決に取り組む。

 東電FPが火力発電で培った事業運営やO&M(運用・保守)ノウハウと、JFEエンジニアリングのEPC(設計・調達・施工)やO&Mサービスのノウハウを融合し、廃棄物処理・リサイクル、下水汚泥の燃料化、バイオマス発電までのバリューチェーンの構築、上下水道などを含む自治体インフラの建設から運転、保守まで手がける事業展開を目指す(関連記事)。