丸紅は2月24日、100%子会社である三峰川電力(東京都千代田区)が、茨城県潮来市に開発した出力約2.411MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の竣工式を、同日開催したと発表した。
「三峰川電力 潮来発電所」で、2015年11月に商業運転を開始していた。
潮来市内にある民有地を借りて設置した。年間発電量は、一般家庭約750世帯の消費電力に相当する、約270万kWhを見込んでいる。
立地する土地は山砂採取跡地で、できるだけ造成を最小化し、土地の形状を変えないように施工したとしている。2014年11月に完工した、いわき発電所の経験を活かしたと強調している。
EPC(設計・調達・施工)サービスは、エイコーが担当した。太陽光パネルはカナディアン・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用した。
三峰川電力では、メガソーラーを含む、50年以上にわたる発電所の運営のノウハウを生かし、長期間にわたり安定した運転を実現していくという(メガソーラー探訪の関連記事)。
今回の稼働によって、丸紅グループの国内のメガソーラーは、大分県大分市の出力82MWなど10件・16カ所、合計出力は約203MWに達した。