パナソニックは2月20日、太陽光発電とLiイオン蓄電システムを連携させた住宅向け「創蓄連携システム」の新モデルを公表した。サイズを従来比で3分の1にコンパクト化し、施工性を高めた。4月5日から受注開始する。
「パワーステーションS」および「リチウムイオン蓄電池ユニット」で、希望小売価格(税別、工事費別)は、パワーステーションSが65万円、リチウムイオン蓄電池ユニットが104万円。
太陽光発電とリチウムイオン蓄電池の直交変換制御に必要なパワーコンディショナー(PCS)を一体化した。太陽光発電から蓄電池へ充電する際、直流のままなので、いったん交流に変換するシステムに比べ、直交変換に伴うロスを減らせる。
また、遠隔出力制御時や停電による自立運転時なども、余剰分を効率的に蓄電池に蓄えられるという。
パワーステーションSの定格出力2kWで、停電時に炊飯器や電気ケトルを使用できる。コンパクト化により壁掛け型を実現し、設置の自由度が向上した。全端子速結端子と無線LANを標準搭載したことで施工性が増し、リフォーム住宅にも導入しやすいという。また、将来の遠隔制御を見据えて、HEMS(住宅エネルギー管理システム)との連携や外部システムとのネットワーク連携などの機能も搭載した。