米国の再生可能エネルギー開発事業者であるBlue Sky Utility社、太陽光パネル・メーカーの米Sunpreme社、不動産投資会社のPassco Companies社は2月16日、米カリフォルニア州ハンフォード(Hanford)にあるショッピングモール「ハンフォード・モール」の屋根上で出力1.62MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が完成したと発表した。

 ハンフォード市内の商業施設に設置された太陽光発電システムとして最大、またショッピングモールの屋根上に設置されたシステムとしてカリフォルニア州で最大規模という。

 両面ガラス・両面受光タイプの太陽光パネル「Sunpreme Maxima GxB310/370」を採用した。年間に約300万kWhの発電量を見込んでおり、クリーンな電力を450軒以上の家庭に供給可能としている。

 Blue Sky Utility社は、「Sunpreme社と共同で開発したプロジェクトは、今回で3度目」(Ran Bujanover社長)という。

 Sunpreme社はシリコンバレーを拠点とするベンチャー企業で、太陽電池と太陽光パネルの開発や製造を行っている(関連記事)。

 「ハイブリッド・セル・テクノロジー(HCT)」と呼ぶ自社開発の技術を基に、21.8~24%と高効率な太陽光パネルに特化して事業を展開しており、これまでに世界の28カ国で採用実績があるという()。

Sunpreme社製のフレームレス両面受光型太陽光パネル「GxB  360W」を採用した太陽光発電システムの事例。ハワイ州ハワイ島の大学の施設の屋根上に設置しており、設備容量は226kW
Sunpreme社製のフレームレス両面受光型太陽光パネル「GxB 360W」を採用した太陽光発電システムの事例。ハワイ州ハワイ島の大学の施設の屋根上に設置しており、設備容量は226kW
(出所:Sunpreme)
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