季節ごとの利用状況も最適化する
季節ごとの利用状況も最適化する
(出所:SMAソーラーテクノロジー社)
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 ドイツのパワーコンディショナー(PCS)メーカーのSMAソーラーテクノロジー社は2月3日、ドイツの大手自動車メーカーのダイムラーと、エネルギー貯蔵分野で提携すると発表した。

 ダイムラーの完全子会社であるDeutsche ACCUMOTIVE社と提携する。同社が手がける「Mercedes-Benz energy storage system」は、Liイオン蓄電池を基にした技術で、一般家庭で利用できるように、容量は最大20kWhとしている。この技術とSMAの柔軟性の高い蓄電池システムを相互に運用できるようにする。

 この組み合わせによって、現時点でもドイツの家庭向け電力料金に匹敵するコストで、エネルギー貯蔵システムを運用できるとしている。蓄電池を効果的に使うことで、太陽光発電の自家消費を最大化する。

 例えば、夏と冬など異なる気象条件に合わせ、蓄電池の使い方を最適にする。日射量と太陽光発電の予測から、効果的に蓄電する。また、家庭内の電力消費状況や電力料金を可視化し、電力購入量を最小化できるような行動を促す。