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CAMは無償、データ管理機能で塗料や接着剤も扱う

SOLIDWORKS次期版、CAM機能を加えてPDMも強化

  • 木崎 健太郎
  • 2017/02/09 12:50
  • 1/2ページ
図1 SOLIDWORKS CAMの画面
図1 SOLIDWORKS CAMの画面
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図2 3Dプリンター向けの格子構造作成機能
図2 3Dプリンター向けの格子構造作成機能
nTopology社が開発した技術を用いる。
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図3 SOLIDWORKS Managerのアイテム管理機能
図3 SOLIDWORKS Managerのアイテム管理機能
SOLIDWORKS WORLD 2017でDassault Systemes社が示したスライド。
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 仏Dassault Systemes社は、3D-CAD「SOLIDWORKS」の次期版「SOLIDWORKS 2018」(2017年秋発表予定)でCAM機能を無償で付加することを始めとして、CADデータを製造に利用するツールの強化方針を「SOLIDWORKS WORLD 2017」(2017年2月5~8日、米国Los Angeles Convention Center)で明らかにした。切削加工や3Dプリンティングにデータを利用するためのツールと、データ管理ツールを強化する。

CAM機能を無償で利用可能に

 切削加工については、フィーチャーベースのCAM機能「SOLIDWORKS CAM」をSOLIDWORKSの標準機能として提供する(図1)。CADデータにある「穴」や「ポケット」といったフィーチャー(部分図形)を自動的に認識してカッタパスを生成するもので、「SOLIDWORKS Standard」「同Professional」「同Premium」の全クラスに無償で提供する。3Dプリンターの造形向けには、軽量化のため3Dモデルに格子構造を作り込むソフトの開発会社と提携した。

 SOLIDWORKS CAMは、3D-CADモデルに製造指示情報が入っていることを前提に「1クリックで設計データを実際の製品にできるべき」(Dassault Systemes社SOLIDWORKSブランドCEOのGian Paolo Bassi氏)という考えに基づくツール。現在はSOLIDWORKSのアドインツールである「CAM Works」(インドGeometric社)をベースに開発する。基本的には2軸加工用のCAM機能だが、ワークに相当する形状の位置や向きを変えることで実質2.5軸のCAMとして利用可能。一度カッタパスを計算すると、ワークの形状やツールに変形があったときに、カッタパスのうち影響を受ける部分だけを再計算する。

 「これまでSOLIDWORKSには、公差や寸法などの製造要件を3Dモデルに持たせるModel Based Definition(MBD)の機能や、製造方法を考慮した設計(Design for Manufacturing)のための機能、加工コストを見積もる機能などをそろえてきた」(Bassi氏)。CAMの無償化は、設計準備の自動処理化の「最後の仕上げになるもの」(同氏)という。「SOLIDWORKSの顧客にまずCAMを供給し、次にMBDの機能(米国で約1000米ドル)を使ってもらえれば」(同氏)という考えもある。

 3Dプリンター向けの格子構造作成ツールは、米nTopology社と提携し、既にユーザー向けに提供を始めた(図2)。SOLIDWORKSと連携させて利用可能なことをDassault Systemes社として検証した。当面はnTopology社が独立したソフトとして提供するが、そのうち「SOLIDWORKSに統合した形で動作するようにしたい」(Bassi氏)との考えだ。

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