契約を締結した両社の首脳
契約を締結した両社の首脳
(出所:ジンコソーラーホールディング)
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 中国の大手太陽光パネルメーカーのジンコソーラーホールディングは1月27日、米国の独立系発電事業者(IPP)であるsPower社に、最大1GW分の太陽光パネルを供給する契約を締結したと発表した。

 ジンコソーラーにとって、米国向けで最大規模の契約となった。sPower社が2016年末までに建設する複数の太陽光発電プロジェクト向けに、300万枚以上の太陽光パネルを供給するとしている。

 sPower社は、ここ数年間、カリフォルニア州などで、大型の太陽光・風力発電プロジェクトを進めている。英国でもプロジェクトを展開している。稼働済みの太陽光・風力発電所の合計出力を、2015年に2倍増の500MWとし、さらに、今後12カ月以内に合計出力700MWが新たに稼働する計画という。

 今回の契約は、米国における実用規模(産業用)の太陽光発電所に対する投資税額控除の拡大の恩恵を受けられるタイミングになったと強調している。