米Texas Instruments(TI)社は、モーターの駆動効率を高められる電流検出アンプIC「INA240」を発売した。モーターの各相を流れる駆動電流を、シャント抵抗を使って測定する用途に向けたものだ。同社独自の「エンハンストPWMリジェクション」と呼ぶ機能を搭載することで、駆動効率を高められるほか、AC/DC精度の向上を実現できるとしている。エンハンストPWMリジェクション機能は、コモンモード過渡電圧を大幅に抑えることで、−4〜+80Vと広いコモンモード電圧範囲にわたって、シャント抵抗に発生する微小な電圧降下を増幅して測定することを可能にするものだ。モーターのほか、ソレノイドの駆動でも、高い効果が得られるとしている。
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