ロームの子会社である米Kionix社は、従来品に比べて消費電流を50%削減した6軸MEMSセンサーモジュール「KXG07/KXG08」を開発し、サンプル出荷を開始した。3軸加速度センサーと3軸角速度センサー(ジャイロスコープ)を1パッケージに収めた。特徴は、センサーで検出した信号の検知方法にある。「一般的な製品では振幅検出方法を採用していたが、今回の製品では位相検出方法を採用した。この結果、増幅回路の小型化が可能になり、消費電流を従来品比で50%減の0.6mAに削減できた。業界最小の消費電流である」(同社)という。さらに間欠動作モードを使えば、消費電流を0.2mAに減らすことが可能だ。スマートフォンや携帯型ゲーム機、IoT対応機器などに向ける。
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