米Texas Instruments(TI)社は、スイッチング素子にGaNパワートランジスタを採用した3相インバーター回路のリファレンスデザイン(参照設計)「TIDA-00915」を発表した。ACサーボモーターやロボットの駆動に使える。最大ピーク出力電力は2kWである。特徴は、変換効率が高いことである。スイッチング(PWM)周波数が100kHzのときの変換効率は98%、24kHzのときに99%が得られるという。このためモーター駆動回路の電力損失が減るだけでなく、放熱器の外形寸法を小型化できるようになる。さらに100kHzと高いスイッチング周波数で駆動することで、低インダクタンスのモーターにおけるトルクリップルを大幅削減できるとしている。
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