セイコーエプソンは、水晶振動子と無線通信ICを1パッケージに収めた近距離無線通信用送信モジュール「SR3225SAA」を発売した。水晶振動子は、同社独自のQMEMS技術で製造した32MHz品。無線通信ICは、分数分周(フラクショナル-N)型PLL回路や、電圧制御型発振器(VCO)、パワーアンプ、制御ロジック、アンテナチューニング回路、クロック発振回路などを集積する。これらを外形寸法が3.2mm×2.5mm×1.0mmと小さい10端子の表面実装型パッケージに封止した。対応する搬送波周波数範囲は、300M〜465MHz、もしくは600M〜930MHzのいずれかを選択できる。リモート・キーレス・エントリー・システムや、近距離無線通信用送信機、ガレージドア開閉装置、無線タグ用送信機などに向ける。
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