竣工した「球磨錦味岡自然電力太陽光発電所」 
竣工した「球磨錦味岡自然電力太陽光発電所」 
(出所:自然電力)
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 自然電力(福岡市)は12月18日、日本アジア投資と協業し、熊本県球磨郡錦町にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を完工したと発表した。11月30日に商業運転を開始し、12月11日に竣工式を開催した。発電所名は「球磨錦味岡自然電力太陽光発電所」。

 発電事業主は、自然電力と日本アジア投資の共同出資による「合同会社クマニシキ」となる。宮崎太陽銀行からの融資を受けた。

 自然電力が事業開発し、EPC(設計・調達・建設)サービスは juwi(ユーイ)自然電力(東京都文京区)が担当した。O&M(運営・保守)はjuwi 自然電力オペレーション(東京都文京区)が担う。両社とも自然電力のグループ企業となる。

 味岡グループ(熊本県球磨郡)の保有する元ロッククローリング場(約 3万6000m2)を再開発し、出力約 2.3MWの太陽光パネルを設置した。ロッククローリングとは、岩場を4輪駆動車ではうように走る競技。

 太陽光パネルは中国BYD製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製、架台はRBI SOLAR製を採用した。年間発電量は約 260万kWhを見込む。これは一般家庭約720世帯の年間使用電力量に相当する。買取価格は40円/kWh(税抜き)で、九州電力に売電する。