医療ビッグデータ・コンソーシアムは2015年12月14日、東京都内で記者説明会を開催。2014年11月の設立以来、40回を超える議論を重ねて取りまとめた「医療ビッグデータ・コンソーシアム 政策提言 2015」を発表した。同提言を2015年12月中に、内閣官房と総務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省に提出する。
同コンソーシアムは「疾病予防」「先制医療」「個の医療」に資する医療ビッグデータの構築と利活用、それを通じた価値創出などを目指した、産官学連携の組織である。製薬企業やIT企業など16社が、会員企業に名を連ねる。
今回の政策提言は(1)医療ビッグデータを「つなぐ」、(2)医療ビッグデータを「生(活)かす」、(3)医療ビッグデータで「変える」、という3つの柱から成る。2035年の日本社会を見据え、「つなぐ」ことで健康寿命の延伸を、「生かす」ことで医学・医療の技術革新をそれぞれ実現。これらを通じ、日本を「変える」ことを目指す。