メンテナンス内容に関するアンケートの結果 
メンテナンス内容に関するアンケートの結果 
(出所:グッドフェローズ)
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 太陽光発電など次世代エネルギー業界の調査・研究を行う「タイナビ総研」 を運営するグッドフェローズ(東京都品川区)は、全国の太陽光発電設備を購入、または購入を検討した利用者133人を対象に「太陽光発電所とメンテナンスに関するアンケート調査」を実施し、11月30日に結果を公表した。

 アンケート調査への回答者で太陽光発電設備の所有者は72人だった。そのうち90%がメンテナンスの必要性を感じているにもかかわらず、60%が「メンテナンス契約をしていない」と回答した。

 また、太陽光発電設備の所有者に対して「急に発電量が落ちるなどのトラブルが発生したことはありますか」と尋ねたところ、24%が「発生した」と回答。また、「発電開始時と比べて、発電量に変化はありましたか」との質問では、20%以上が「少し下がった・下がった」と答えた。トラブル内容は「パワーコンディショナーの故障・停止」が最も多く、次いで「ブレーカーの故障・停止」が多かった。

 メンテナンス契約をしている人に対する「どのようにメンテナンス会社を決めましたか」という質問では、 72.4%の人が「購入した販売店」と回答した。「現在契約しているメンテナンス会社に満足していますか」との問いには、27.6%の人が 「満足していない」と回答。理由としては「点検レポートが送られてこない」が最も多く、次いで「問い合わせへの対応が遅い、緊急時の対応スピードが遅い」という不満だった。

 「契約しているメンテナンスメニューに何が含まれますか」との質問では、「定期点検」が 93.1%と最多。次いで「発電量モニタリング」が 86.2%、「緊急対応」「除草対策」などが70%以上だった。「パネル洗浄」は 55.2%だった。