すでに稼働している荷扱ホーム屋根上の太陽光パネル 
すでに稼働している荷扱ホーム屋根上の太陽光パネル 
 (出所:岩手トラックターミナル)
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 岩手県矢巾町や盛岡市などが出資する第3セクター、岩手トラックターミナル(岩手県矢巾町)は11月25日、太陽光発電の増設設備の起工式を開催した。同社は、2014年6月に出力638kWの太陽光発電設備を稼働させており、今回の増設分(出力536kW)と合わせ、合計出力1174kWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)となる。

 場所は、同県紫波郡矢巾町流通センター南2丁目にある本社(トラックターミナル)の屋根上で、2棟の荷扱ホームの屋根上に先行して設置した発電設備に加え、2棟の配送センターの屋根上にも増設することにした。

 増設分の設計・施工はタカヤ(盛岡市)と岩電(盛岡市)が担当。太陽光パネルはカナディアン・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)はドイツのKACO社製を採用した。折板屋根の上に直接、パネルを取り付け、PCSは地上に設置した。

 増設分の総事業費は1億6500万円。2016年3月までに完成する予定で、発電量は55万1594kWhを見込む。既設分と同様、全量を東北電力に売電する。