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ソニーに見るUI開発の現場、ダメージ見積もりに基づく改善も

  • 今井 拓司
  • 2015/11/27 13:00
  • 1/2ページ
ソニーでスマホ向けアプリの「UXアーキテクト」を務める渡辺洋人氏

 「ソニーでは、すべての商品にユーザーインターフェース(UI)の責任者がいます」(ソニー UXプラットフォーム UX・マーケティング本部 クラウド&サービスアプリ開発運用部門 2部1課UIアーキテクトの渡辺洋人氏)。電子機器向けのソフトウエアやネット上のサービスでは、ユーザーインターフェース(UI)の良し悪しが製品の出来栄えを大きく左右する。UIの改善に組織的に取り組む例として、ソニーの活動を取材した。同社では、2012年4月に発足した横串の組織「UXプラットフォーム(発足当時の名称はUX・商品 戦略・クリエイティブプラットフォーム)」で製品間のUIやユーザー体験(UX:User eXperience)の一貫性や品質を保つとともに、製品ごとにいる担当者が、新たな手法の導入や定期的な情報共有といったボトムアップな改善活動も続けている。製品やサービスのUXを構築する役割を果たす「UXアーキテクト」の肩書を持つ渡辺氏に、同社の現場で進む取り組みを聞いた。

 現在同氏が手がけている製品の一つは、「Socialife News」というAndroid端末向けのニュースアプリ。ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォンに標準搭載されているほか、他社製のAndroid端末でも無償でダウンロードして利用できる。Android端末向けアプリストア「Google Play」でのユーザーの評価は、5点満点中4.2と高い(2015年11月下旬現在)。UI/UX改良の取り組みが奏功して、2015年2月からこの値を維持しているという。

 改善の具体的な手法としては、いわゆる人間中心設計(HCD:Human Centered Design 、関連記事)やユーザーテストなどを活用している。ただし、スマホ向けアプリでは開発期間が短く、テスト専門の部署に依頼すると時間がかかりすぎる場合がある。こうした時には、開発部署側で簡易的なユーザーテストを実施するようになってきた。身近な社員に被験者になってもらい、製品のプロトタイプで幾つかの作業(タスク)を実行してもらう。その様子を観察してその場で問題点を付箋紙に書き出したり、テスト直後に開発メンバーで問題点を共有し優先順位をつけたりしている。

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