「東洋ソーラー江津第二・第三太陽光発電所」 
「東洋ソーラー江津第二・第三太陽光発電所」 
(出所:東洋ソーラー)
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 太陽光発電設備の販売・施工を手掛ける東洋ソーラー(島根県松江市)は、島根県江津市二宮町に合計出力3.6MWとなる2つのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、11月9日に竣工式を開催した。発電所名は、「東洋ソーラー江津第二・第三太陽光発電所」。

 かわら工場の跡地の一部、6万7000m2に建設した。「第二発電所」はトリナソーラー製の多結晶シリコン型太陽光パネル(300W/枚)を5700枚設置し、総出力は1.71MW。「第三発電所」は、同じパネルを6300枚設置し、総出力1.89MWとなる。

 両サイトとも日立製作所製の定格出力500kW機のパワーコンディショナー(PCS)を3台導入し、連系出力はそれぞれ1.5MW。EPC(設計・調達・施工)サービスは、NTTファシリティーズが担当した。

 東洋ソーラーは、すでに出雲市にも太陽光発電所(出力677kW)を稼働しており、江津市サイトの完成で、合計3つの発電所を運営することになる。

 「東洋ソーラー江津第二・第三太陽光発電所」の総事業費は10億5000万円で、山陰合同銀行による私募債の引き受けと、同行からの融資などにより調達した。今回の私募債は、「CSR型銀行保証付私募債」を適用された。これは、財務の健全性に加えて、企業の社会的責任(CSR)への積極的な取り組みを評価するもの。社債発行企業は、長期固定金利の資金を調達できるとともに、財務の健全性やCSR活動の取り組みをアピールできる。