「寒河江市浄化センターメガソーラー」
「寒河江市浄化センターメガソーラー」
(出所:パワー イー ネクスト)
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「三川町ミドルソーラー」 
「三川町ミドルソーラー」 
(出所:パワー イー ネクスト)
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 再生可能エネルギーの開発を手掛けるパワー イー ネクスト(山形県天童市)は10月30日、山形県寒河江市と同県三川町で太陽光発電所の竣工式を開催した。出力1.5MWの「寒河江市浄化センターメガソーラー」と、250kWの「三川町ミドルソーラー」の2サイトで、同社にとって5カ所目と6カ所目の太陽光発電所となる。

 「寒河江市浄化センターメガソーラー」は、市の浄化センターの敷地内に設置した。パワー イー ネクストが市から用地を賃借し、発電事業を行う。2万1000m2の土地に太陽光パネル6096枚を設置した。年間153万6000kWhの発電量を見込む。また、「三川町ミドルソーラー」は、3122m2の土地を賃借し、1040枚の太陽光パネルを設置した。年間27万3000kWhの発電量を見込む。

 両サイトとも、設計・施工はユアテックが担当し、太陽光パネルはカナディアンソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は明電舎製を採用した。コンクリート製の置き基礎に、耐食めっきした鋼製架台を据え付けた。

 積雪対策のため、「寒河江市浄化センターメガソーラー」では設置角20度、パネル低部の設置高1.2m、「三川町ミドルソーラー」では設置角15度、設置高1.2mとした。冬期にパネルから滑り落ちた雪を取り除くことにしており、除雪機械がパネルに接触しない高さとして、設置高1.2mを採用した。

 同社では、6カ所で合計約5.6MWの太陽光発電所が稼働済みとなったほか、2016年度には山形市内に約2MWの「長谷堂メガソーラー」が稼働する予定。