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度数を持たない「ピンホールコンタクトレンズ」

ベンチャーのユニバーサルビュー、産業革新機構が3億円出資

2015/10/29 09:15
近藤 寿成=スプール
ピンホールコンタクトレンズの商品イメージ。遮光部(黒色部分)の真ん中のピンホールで焦点深度を調整する。遮光部内の周辺穴により、明るさやコントラストを調整。 遮光部の外側が透明であるため視野は確保できる。(出所:NEDOニュースリリース)
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 産業革新機構(INCJ)は2015年10月28日、眼科医療機器開発ベンチャーであるユニバーサルビューの第三者割当増資を引き受けると発表した。事業拡大と研究開発に必要な資金として3億円を出資するとともに、社外取締役を派遣して経営をサポートする。

 ユニバーサルビューは近視や遠視、乱視、老眼など「屈折異常の治療に革命を起こす」ことを目指し、眼科領域の医療従事者などが2001年に設立した企業。就寝時に装着することで視力を矯正でき、日中は裸眼で過ごせるコンタクトレンズ「ナイトレンズ」の開発を2006年に始動。2012年には、東レの独自素材を用いたナイトレンズ「ブレスオーコレクト」を発売した。

 現在同社は、ピンホール効果を利用したコンタクトレンズ(ピンホールコンタクトレンズ)の開発を世界に先駆けて進めている。同コンタクトレンズは度数を持たず、あらゆる屈折異常への改善効果が期待されるという。高齢化が進行する中で「革新的な老視矯正の医療機器としての実用化が期待される」(INCJ)。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のイノベーション実用化ベンチャー支援事業にも採択された(関連ニュースリリース)。

 今回の投資を通じてINCJは、緑内障治療や結膜弛緩症治療など、医療現場でのニーズが高い開発パイプラインの事業化を支援。眼科領域におけるQOL(Quality of Life)の向上を目指すとしている。なおユニバーサルビューに対しては、安田企業投資が管理・運営する投資事業組合も出資を決定した。

日経デジタルヘルス Special

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