2015年6月の「ITヘルスケア学会」で講演するメドピア代表取締役社長の石見陽氏
2015年6月の「ITヘルスケア学会」で講演するメドピア代表取締役社長の石見陽氏
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 医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピアと、クラウド型診療プラットフォームを手掛けるクリニカル・プラットフォームは2015年10月19日、業務提携と資本出資に関する契約を締結したと発表した(ニュースリリース)。メドピアがクリニカル・プラットフォームに資本参加し、業務面でも提携する。

 この提携を通じ、医師1人1人のナレッジで形成される「MedPeer」の集合知と、ブラウザだけで使用できるクリニカル・プラットフォームのクラウド型電子カルテ「クリプラ」の診療データを融合させる。これにより、医療現場で医師を支援する独自の医療システムサービスの構築を目指すという。

 クリプラに蓄積される診療データを活用することにより、これまでメドピアが医師の集合知サービスを提供してきた知見を生かして新たなサービスを開発する。また、10万人の医師が参加するMedPeerを通じてクリプラの販売プロモーションを支援すると共に、医療現場のICT化を啓蒙する取り組みを企画・実施していく。