オールフラッシュストレージ「EMC XtremIO」
オールフラッシュストレージ「EMC XtremIO」
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スケールアウトNAS「EMC Isilon」
スケールアウトNAS「EMC Isilon」
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 EMCジャパンは2015年9月24日、社会医療法人 禎心会のインフラ基盤に、オールフラッシュストレージとスケールアウトNASを導入したと発表した(プレスリリース)。2015年11月の新病院開設に向けて、情報システム基盤を強化する。禎心会はこの新基盤を使い、モバイル端末を用いた医療サービスの充実を図る。

 導入したオールフラッシュストレージ「EMC XtremIO(エクストリームアイオー)」は、HDD(ハードディスク装置)に代えて半導体(フラッシュメモリー)を全面採用したストレージ。スケールアウトNASについては「EMC Isilon(アイシロン)」を導入した。用途は、XtremIOが「デスクトップ仮想化」「電子カルテの運用」「PACS(医療用画像管理システム)画像の一次処理」など、Isilonが「PACSデータの保存」「手術動画などの大容量ファイルの保存」などという。

 禎心会はかねて「止まらないシステムの構築」「信頼性および運用性の向上」「処理の高速化」などを掲げ、VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャー)を採用してきた。電子カルテやPACSなどの医療システムを仮想化するもので、2013年8月に稼働を開始している。