建設中の一関市の発電所
建設中の一関市の発電所
(出所:日本アジア投資)
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 日本アジア投資は8月14日、英バークレイズ・バンク・ピーエルシーを引受先とする第三者割当増資の権利行使が完了し、累計で15億2000万円を調達したと発表した。調達した資金は、4カ所で建設または企画中の合計55.6MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業への投資資金(同社の投資見込み額・32億2700万円)の一部に充当する。

 4カ所の所在地と出力は、岩手県一関市(10.8MW)、熊本県球磨郡(2.3MW)、奈良県吉野町(29.0MW)、静岡県伊豆の国市(13.5MW)となる。日本アジア投資では、これ以外の案件も含め、すでに売電中の案件が6.1MW、建設中が17.7MW、企画中が42.5MWで、約10カ所で総計約63.3MWのメガソーラー事業の開発を手掛けている。

 同社は、これらの案件のうち5カ所(約17MW)について、リニューアブル・ジャパン(東京都港区)と共同出資で進めている。こうした経緯もあり、日本アジア投資は8月7日、リニューアブル・ジャパンに投資したことを発表した。

 リニューアブル・ジャパンに対しては、日本アジア投資の大口債権者で、国際的な投資家であるファースト・イースタン・インベストメント・グループも共同出資した。