• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOME有料会員向けトップ > カシオ、ロングセラー時計の組立自動化、複数工程に使える設備を開発

日経ものづくり 2017年10月号

ニュースの深層

カシオ、ロングセラー時計の組立自動化、複数工程に使える設備を開発

  • 木崎 健太郎
  • 2017/10/02 00:00
  • 1/3ページ

出典:日経ものづくり、2017年10月号、pp.22-23(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 カシオ計算機は、デジタル式腕時計の普及機種について組み立てを全自動化する。さまざまな部品の組み付け工程に適用可能な標準的な自動化設備を開発し、治具と制御ソフトウエアを変えて各工程に適応させ、これらを接続することでラインを構成する。技術開発を現在進めており、一通りのメドをつけた。2018年夏に山形カシオ(本社山形県東根市)の新工場で実稼働させる予定だ(図1)*1

*1 新工場は時計専用で、精密歯車、ムーブメント、完成品を一貫生産する。「G-SHOCK」「OCEANUS」などのブランド時計の高価格帯モデル(技能者による組み立て)に加え、デジタル時計の普及機種も生産する。

図1 カシオ計算機が開発中の自動化設備
デジタル時計の普及機種を対象に、完全自動で組み立てることを目指した。写真の2台は検証機であり、左の1台では治具とプログラムを変えてさまざまな部品の組み付けを検証した。右の1台は電池と地板を一括して組み付ける工程の検証用。
[画像のクリックで拡大表示]

 組立自動化の対象とする機種は、価格が約20米ドルで、発売以来約30年が経過したロングセラー製品。正確さや信頼性などが評価されて中東やアジア、欧州などの各地域でよく売れ続けているという。今後も安定した需要を見込めること、海外製造拠点での人件費が高騰してきたこと、日本国内での生産も続ける計画であることなどから、投資対効果が見込めるとして全自動化に踏み切る。

おすすめ