(写真:Getty Images)
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ここ数年、自動車関連製品や技術に加え、「ハードウエアスタートアップ」と呼ばれる新興企業の出展も増えた、米国最大のコンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「CES」。それに伴い、2016年1月に開催された「CES 2016」は昨年に比べて展示エリアが広がるなど、規模が拡大している。展示状況が大きく様変わりしたCESの現状を追った。

 2010年前後のCESは、「Las Vegas Convention Center (LVCC)」の「セントラルホール」や「ノースホール」、「サウスホール」の他、LVCCの周囲にあるホテルなどが主な展示範囲だった。

 ところが、出展者が増えるにつれて展示範囲が拡大。LVCCの西側にある「Sands Expo/The Venetian(Sands/Venetian)」とその周辺のホテルにおける出展が増えていった。

 この結果、LVCCを中心とする展示エリアを「Tech East」、Sands/Venetianを中心とする展示エリアを「Tech West」とほぼ同列にしている。2010年前後は、Tech Westのエリアは、Tech Eastのエリアの「おまけ」程度の扱いで、来場者もまばらだった。