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日経エレクトロニクス 2017年9月号

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全固体電池を大幅に安く、東工大が新型電解質材料

伝導率の一層の向上も、材料探索の窓を開く

  • 三宅 常之
  • 2017/08/21 00:00
  • 1/4ページ

出典:日経エレクトロニクス、2017年9月号、pp.18-19(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 ポストLi(リチウム)イオン電池の代表的存在である全固体電池の開発で、大きな進展があった。東京工業大学の菅野了次氏(物質理工学院 応用化学系 教授)の研究グループが、材料・製造コストを大幅に引き下げられる新しい電解質材料を発見した(表1)。高価な原料を使わずに、既存の液体電解質を用いるLiイオン2次電池を上回る性能(充放電速度)を得られる。生産時や使用時の安全性も高めやすい。

表1 開発した電解質材料の特性 一番下が今回の材料。(表:東工大)
[画像のクリックで拡大表示]

 量産時における電解質材料のコストは、同氏らが開発した従来の全固体電池向け材料の1/3以下にできる見込みという。体積あるいは重量当たりの容量密度は、少なくとも既存のLiイオン電池並み。上回る可能性もある。

 電気自動車に応用すれば、数百km走行可能な電気エネルギーを数分間で充電できる電池を安価な材料で実現できることになる。安全面での不安要因も減らしており、電気自動車への全固体電池の採用の前倒しにつながりそうだ。

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