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HOME有料会員向けトップ > シャフト破断でエレベーターが上昇、片側ブレーキだけでかごを保持できず

日経ものづくり 2017年6月号

事故は語る

シャフト破断でエレベーターが上昇、片側ブレーキだけでかごを保持できず

  • 野々村 洸
  • 2017/06/01 00:00
  • 1/5ページ

出典:日経ものづくり、2017年6月号、pp.80-83(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

2015年12月29日8時30分ごろ、京都府福知山市内の地上4階建ての製剤工場でエレベーター事故が発生した。利用者が3階で降りた後、“かご”が上昇し続け、釣り合い重りが緩衝器を突き下げ停止したというものだ。かごを昇降させる巻上機のブレーキ部分のシャフトが破断し、かごを保持できなくなったのが原因だった。

 エレベーター事故を受けて、国土交通省社会資本整備審議会の昇降機等事故調査部会(以下、調査部会)は、現地調査や資料調査を実施。調査をまとめ、報告書を2017年4月に公表した1)。以下では、報告書の内容に沿って原因や再発防止策を解説する。

 事故機は、三洋輸送機工業(本社兵庫県尼崎市)の定格積載量が2000kgの荷物用エレベーターである。事故現場となった工場は三洋輸送機工業とフルメンテナンス契約を結んでおり、直近では2015年3月18日に性能検査を、同年12月21日に保守点検を行っていた。報告書によると、かごを昇降させる巻上機は海外メーカー製だが、同社は購入先について明かしていない。

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