「MRJ」や「HondaJet」といった日系メーカーによる完成機への相次ぐ参入により、国内の航空機向け市場が拡大傾向にある。ただし、今回の調査では航空機産業の参入障壁が高いとする回答が約86%を占め、参入の難しさを示している。回答者は、航空機産業特有の認証取得や投資から収益化までの期間の長さを課題として捉えているようだ。

Q1 航空機産業への参入障壁は高いと思うか。

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「高い」(53.3%)と「やや高い」(33.1%)を合わせると、計86.4%が航空機産業への参入障壁は高いと感じている。回答者の所属先の従業員数別に内訳を見てもこの傾向は変わらず、組織の規模によって参入障壁の捉え方は左右されないことが分かった。