連載の第3回は、次世代のIoT社会の基盤となるセンサーネットワークの今後について解説する。ポイントになるのが、Web 1.0からWeb 2.0と呼ばれる段階へ発展を遂げたネットワークサービスやそのビジネスのさらなる進化である。その進化の予測に則って、センサーネットワークの今後を展望する。(本誌)
ネットワークサービスやそのビジネスは、初期段階を経てWeb 2.0†と呼ばれる新しい段階へ発展を遂げた。現在のWeb 2.0が電脳空間のみで形成していることは、今後、現実の物理空間を含めて実現されていくはずだ(図1)。この予想に則って考えれば、センサーネットワークの今後を展望するために必要な要件が見えてくる。