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 単3電池の形状をしたデバイスを電池ケースに入れると、自動車模型「ミニ四駆」の車体や鉄道玩具「プラレール」の列車をスマートフォンで自在にコントロールできる──。

 こんなユニークなデバイスが注目を集めている。ノバルス(本社東京)社長の岡部顕宏氏らが開発した「MaBeee(マビー)」だ。単3電池と同じサイズのケース型の本体に、単4電池を入れて使用する(図1)。それをコントロールしたい機器の電池ボックスにセットすると、スマートフォンで操作できる。例えば、ミニ四駆の車体やプラレールの列車を前進させたり、後退させたりすることが可能になる。

図1 MaBeeeの仕組み
図1 MaBeeeの仕組み
BLEの無線チップを乾電池ケースの形状をした小型で薄い本体に内蔵している。
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 MaBeeeの本体には「Bluetooth Low Energy(BLE)」と呼ばれる小型で低消費電力の無線通信チップが組み込まれている。MaBeeeを制御するアプリケーションソフトウエア(以下、アプリ)をインストールしたスマートフォンで機器を制御できる。

 無線通信は10m前後まで可能で、1台のスマートフォンで最大10本のMaBeeeを操作できる。外形寸法は50×14×14mmで、本体の質量はわずか5gと軽い。スマートフォンを振ったり、傾きを変えたりして、機器を操作できる。