電気・電子系技術者が備えている実力を客観的に把握するために開発された試験「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」(過去のサンプル問題や出題範囲などE検定の詳細はこちら)。E検定で出題される問題例を紹介する本連載の問83は「信頼性設計」の分野から、ワイブルプロットの初期故障期について問う問題である。

【問題を解く意義/理由/効能】
 ワイブルプロットの問題です。ワイブルプロットは、故障の初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期の全てを示すことができます。ワイブルプロットを行うことにより、その機器が、どの故障期であるかを判断することができます。ワイブルプロットは非常に有用な手法ですので、ぜひその方法を理解し利用していただきたいと思います。

【レベル】 概念の応用能力(レベル2)

【正答率】 17.5%


【問83】
 下図のワイブルプロットで、初期故障期を示しているものはどれか。近似直線の式は以下とする。

  • (ア)の近似直線:y=-0.25x+2.80
  • (イ)の近似直線:y=0.25x-3.30
  • (ウ)の近似直線:y=1.04x-11.76
  • (エ)の近似直線:y=1.55x-18.06