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HOMEものづくり > 慶応大SFCフォーラム、ベンチャーを支援・育成する投資ファンド設立

インタビュー

慶応大SFCフォーラム、ベンチャーを支援・育成する投資ファンド設立

  • 丸山正明=技術ジャーナリスト
  • 2017/08/24 12:44
  • 1/2ページ

慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の支援機関であるSFCフォーラム(神奈川県藤沢市)は、2017年7月21日に慶応大発ベンチャー企業を支援・育成する投資ファンド(投資事業有限責任組合)として「SFCフォーラムファンド」を設立し、活動を始めた(図)。同ファンドのファンドマネジャーを務める広川克也事務局長に投資活動方針などを聞いた。

図 SFCフォーラムファンドの案内の一部
(SFCフォーラムが作成)

――SFCフォーラムファンドを設立した狙いと経緯は。

 慶応大の湘南藤沢キャンパスからは、既に慶応大発ベンチャー企業がいくつも誕生し、活躍しています。こうした慶応大発ベンチャー企業を生み出し続けている態勢・雰囲気を今後も持続的に維持し続けるためには、ベンチャー企業の創業期を支援する“スタートアップ向け投資ファンド”が必要だと考えていました。このため、2016年から投資ファンドをつくる活動を始めていました。

――“スタートアップ向け投資ファンド”とは。

 独創的なアイデアを事業化しようしている方々のベンチャー企業の創業を支援する投資ファンドです。ベンチャー企業の創業期であるシード・アーリー期は、まだ事業化コンセプトを固めていく過程なのでアイデアが曖昧なものが多く、一般的な投資家(ベンチャーキャピタルなど)にとってはリスクが高いため、投資に慎重になるケースが多いようです。

 その理由は、ベンチャー企業の創業期は、投資ファンドが起業の基本設計からハンズオンと呼ばれる相談・支援に応じ、いろいろな面倒をみるために手間がかかるからです。これに対して当投資ファンドは、創業期のシード・アーリー期に特化して担当し、その後のアーリー・ミドル・レーター期は、既存のベンチャーキャピタルなどに投資・育成を任せるのが基本方針です。

 SFCフォーラムはこれまでに学生や若手教員などの若手人材などからベンチャー企業を創業するための相談を受たり、彼らに起業教育をするなどの活動を続けてきました。このため、ベンチャーキャピタルなどからまだ出資を受けていない方々・企業、あるいはごく初期の投資を受けた方々・企業の事業化を支援する機能を磨いてきました。こうした経緯から今回、ベンチャー企業を起こそうとしている方々・企業を支援する投資に特化した投資ファンドをつくりました。日本では、まだあまりない投資ファンドです。

*  慶応大湘南藤沢キャンパスは、慶応藤沢イノベーションビレッジという経済産業省傘下の中小企業基盤整備機構が中小企業やベンチャー企業などの事業起こしや創業を支援するために設置した大学連携型の起業家育成施設を持っている。大学の研究開発成果や共同研究などを基に、起業するベンチャー企業などの育成を図る場として機能していることで有名。SFCフォーラムとも連携して活動している。

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