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HOMEエネルギーメガソーラー拡大市場“支える”架台メーカー 選ばれる理由 > 「一軸式追尾型」架台で発電量1.2倍以上

拡大市場“支える”架台メーカー 選ばれる理由

「一軸式追尾型」架台で発電量1.2倍以上

24円案件でも32円のIRRを確保

  • 金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所
  • 2017/06/15 05:00
  • 1/7ページ

 岡山県北東部に位置する勝央町は、緩やかな丘陵に豊かな自然と田畑が広がっている。「晴れの国・岡山」は、全国的にも太陽光発電の開発が活発な地域で、勝央町をクルマで走っていても、住宅屋根のほか、野立ての太陽光パネルが目に付く。

「一軸」で太陽の動きを追いかける

 そんななかでも同町植月の農村地帯にある、2つの太陽光発電所は、一見すると不思議なパネル配置になっている。隣接したサイトであるにもかかわらず、太陽光パネルの向きが90度も異なっており、どちらが南なのか、戸惑ってしまう(図1)。

図1●岡山県勝央町に稼働する2つの太陽光発電所
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 2つの太陽光発電所は、段状に並んだ細長い平地にある。平らな土地に太陽光パネルを並べる場合、例外なく南に傾けて据えつける。従って、メガソーラーを訪れた時、パネルの向きを見れば、その地点の方角がすぐに分かるのが普通だ。

 2つのサイトでパネルの向きが異なるのは、架台の方式が異なるからだ。「上側の敷地に建設した発電所は、実験的な意味合いも兼ね、思い切って一軸式の追尾型架台システムを採用した。今年2月に設置して以来、発電量は予想以上で、隣接した固定式架台の発電所に比べ、1.24倍に達している」。

 この発電所の設計・施工を手掛けたSKYエナジー岡山(岡山市)の山本和男会長は、こう話す。同社は、岡山県を中心に太陽光事業の開発やコンサルティングを行っている。勝央町の案件は、用地の所有者から太陽光発電所の開発を依頼された。

 「一軸式追尾型架台」とは、1つの回転軸で太陽を追尾する仕組み。2軸式と違い、日光の入射角が完全に垂直にはならないものの、日の出から日の入りまで、太陽の東西方向の動きを追うため、固定式架台に比べると、朝夕の発電量を増やす効果がある。

 一軸式の追尾型架台では、午前中にはパネルが東向きになる。従って、午前中に固定式架台と一軸式架台の太陽光発電所を同時に見ると、固定型のサイトは南、一軸追尾型のサイトは東に傾いていることになる。勝央町の2つの発電所で、パネルの向きが90度違っているのはそのためだ。

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