東南アジアやアフリカなどの開発途上国で強く求められる医療機器とはどのようなものか――。途上国の現地事情に詳しい医療従事者たちがそんなニーズを紹介するイベントが、2016年10月4日に東京都内で開催された。国立国際医療研究センターと東京都医工連携HUB機構が共催した「合同クラスター研究会(海外ニーズ編)」がそれ。日本のものづくり企業などに対し、海外の医療現場のニーズを伝え、革新的な医療機器の開発を促すことが狙いだ。

 国際医療研究センターはかねて、ベトナムやミャンマー、ラオスといった東南アジア地域などで、医療支援活動を行ってきた。イベントでは、そうした活動に参加している同センターの各部門の担当者が登壇。それぞれの立場から、途上国の医療現場のニーズを語った。

研究会の様子
研究会の様子
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