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「内臓脂肪」啓蒙へ、花王や帝人、自治体と連携強化

日本肥満症予防協会、2017年10月に「STOP! 肥満症」推進月間

2017/07/26 09:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス
日本肥満症予防協会理事長の松澤佑次氏
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 日本肥満症予防協会は2017年7月18日、東京都内で報道機関向け説明会を開催し、2017年度の活動計画を発表した。同年10月を「STOP! 肥満症」推進月間と位置付け、花王や帝人、イオングループの協力のもと、肥満症に関する一般消費者向け啓発活動に力を入れる。肥満症予防に関するセミナーなどの特別記念事業を、同月14~15日に京都府で開催する。

 同協会は、肥満症に関する啓蒙やその解消方法の普及を目的に、2015年1月に設立された。肥満症とは肥満(BMIが25以上)に伴う健康障害があったり、内臓脂肪が過剰に蓄積していたりする状態を指す。同協会理事長で内臓脂肪研究の第一人者の松澤佑次氏はこう指摘する。「日本は欧米に比べれば軽度の肥満が多いものの、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった肥満ベースの疾患は欧米と比べて少ないわけではない。内臓脂肪の蓄積は多くの疾患と関係しており、一方で対策を打てばそれに反応してかなり減りやすいのも内臓脂肪の特徴だ」。

 啓蒙活動などの対象は大きく二つある。一つは看護師や保健師、栄養士など、いわゆるコメディカルに当たる職種。もう一つは一般消費者である。肥満症の認知や予防に関しては、これまでも日本肥満学会などの「学会が働きかけをしてきたが、十分ではなかった」(日本肥満症予防協会副理事長の宮崎滋氏)。協会はこれを補う役割を果たしていく。

肥満症予防ガイドブック
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 同協会では2017年10月、第38回日本肥満学会の開催に合せる形で「STOP! 肥満症」推進月間を実施するほか、「自治体との連携を進めていく」(宮崎氏)という。同推進月間の特別記念事業を開催する京都府の他、愛知県や山形県などと連携を進めている。小冊子「肥満症予防ガイドブック」も作成済みで「イベントで配ったり、保健師や栄養士が集う研究会などで活用してもらいたい」(同氏)。

 同協会の後援団体・賛助企業には、花王や帝人、損保ジャパン日本興亜、パナソニック、イオンなどが名を連ねる。このうち花王は、被曝なしに内臓脂肪量を測定できる「内臓脂肪計」をパナソニックと共同開発し、内臓脂肪と生活習慣の関係に着目した実証研究を進めている(関連記事)。帝人は、睡眠状態の測定などの面から協力している形だ。肥満症は、睡眠時無呼吸症候群などの疾患とも関係が深い。

日経デジタルヘルス Special

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