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製薬業界の未来、ヘルスケアベンチャーと描く(page 4)

MSDとグロービスが「ヘルステックプログラム」

2016/02/19 04:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

PDCAサイクルを回せない

 グロービス・キャピタル・パートナーズを今回の取り組みに突き動かしたのは、ヘルスケアビジネスへの参入を狙うITベンチャーが持つ「熱量を冷ましたくない」(福島氏)との思いだった。

 同社はかねて“2つのIT”に着目してベンチャーを支援してきたという。IT(Information Technology)と、それがもたらすIT(Industry Transformation)、つまり産業構造の変革だ。今後は「インターネットの世界が“リアル(現実)”へしみ出す。その代表例がIT×ヘルスケアだ。この分野で起業したいと考えるプレーヤーはとても多い」(福島氏)。

 ところが、ヘルステック分野には製品やサービスの「PDCAサイクルを回すことが難しい」(福島氏)という課題がある。これが多くのベンチャーにとって事業化のハードルになっているという。例えば、ゲームアプリのようなビジネスであれば、市場投入後にユーザーの声をくみ取り、改善することが比較的容易だ。対して、基本的に「医療機関へのアクセスを持たない」(同氏)ITベンチャーが、現場の声をサービス開発に取り込むことは難しい。

 サービス開発に当たって「そもそも何が課題なのかが分からない」(福島氏)点も大きい。例えば、糖尿病に関わるサービスを開発しようとしても、課題が「服薬のアドヒアランスなのか、他のことなのかといったことが判断できない。法規制上、どこまでのことが許されるかも分からない」(同氏)。

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