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網膜投影や3Dホログラムで安全・快適な手術ナビ

2016/02/10 13:00
神近 博三=日経デジタルヘルス
神戸大学大学院医学研究科 内科学講座消化器内科学分野 特務准教授の杉本真樹氏

 神戸大学大学院医学研究科 内科学講座消化器内科学分野 特務准教授の杉本真樹氏は2016年2月5日、神戸医療機器創出イノベーションフォーラム(会場:神戸市中央区神戸大学医学部会館シスメックスホール)に登壇し、神戸大学大学院医学研究科の消化器内科が取り組んでいる「人間中心設計(Human Centric Design)による医療機器開発」の事例を紹介した。

 杉本氏は「キャズム理論」や「破壊的イノベーション」などイノベーションの基本的な考え方を説明した後、まず、杉本氏が開発にも携わったオープンソースの医療画像ビューアー「OsiriX」に、米Oculus VR社のHMD(Head Mounted Display)「Oculus Rift」、QDレーザ社のメガネ型レーザアイウェア端末「RETISSA」、米zSpace社のVR(仮想現実)ディスプレー「zSpace」を組み合わせたシステムを取り上げた。

 このうちOculus Riftでは、レントゲンやCT画像からOsiriXで作成した患者体内の3D映像、周囲360度を撮影する全天球カメラの映像を表示することで、「医師は患者さんの内側から診断するという新しい視点が得られる」(杉本氏)。HMD内に手術の仮想現実を用意して、手術のトレーニングも可能になる。

 このOculus Riftの価格は、日本円で数万円程度。米Intuitive Surgical社の手術支援ロボット「da Vinci Surgical System(通称:ダビンチ)」は本体価格が2億円台、その操作システムである「サージョンコンソール」だけでも数千万円の価値があると言われている。だが、「数万円のOculus Riftは、ダビンチのサージョンコンソールに近い立体視効果と没入感を体験できる」(杉本氏)という。

日経デジタルヘルス Special

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