「玉虫色」が生じる理由
発電を開始してしばらくすると、ソーラーフロンティア製の太陽光パネルの一部に、変色するものが出てきた(図5)。パネルの表面が、光線によって青や紫、緑、黄色、赤などに見える玉虫色に変化した。一方で、まったく変化しないパネルもある。
発電量の極端な低下などは見られない。
ソーラーフロンティアによると、同社製パネルでは時折、発電を開始してから一定期間を過ぎると、「オーロラ状の模様」や、「虹色の模様」が表面に出てくることがあるという。
南島原のメガソーラーのパネルの一部に現れた「玉虫色」は、このうち「虹色の模様」とみられる。
これらは、製品の異常ではないとしている。品質に影響しない外観上の特徴で、同社が提供している20年間の出力保証の基準としている範囲以下に、出力が低下することはないとしている。