キユーピーの五霞(ごか)工場は、茨城県猿島郡五霞町に立地する(図1)。マヨネーズやドレッシングといった主力商品を製造し、東日本の基幹工場になっている。
身近な製品を作っていることもあり、工場見学を積極的に受け入れている(図2)。家族連れをはじめ、年間で約2万人が見学に訪れる。見学者は、製造工程を見学した後、試食もできる。
大規模な食品工場だけに、卵や酢などの原材料の使用量は多い。1分間に約600個の卵を割るという「割卵機」や、オイルタンクのような貯蔵庫など、普段、目にすることがない大規模な設備が、効率的な大量生産を支える。
卵の使用量は、国内の約1割を同社グループが占め、日本一だという。