電磁的ノイズはネットワークや機器の進化で量的にも質的にも変化し、従来のセオリー通りの対策では対応しきれない可能性が増している。そこでノイズ問題とその対応部品の活用について、その基本から各フローに沿って見直し、有効かつ効率的な対策手法を考えていく。
ノイズ対策は怖くない
目次
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車載機器のノイズ対策は民生品よりも高難度、セオリー外の考えも
試作~最終段階のEMC対策と、厳しい車載機器でも使える手法(後編)
前回は、試作段階と、実測評価から規格試験に合格するまでの最終段階で重要となるEMC 設計の考え方と具体策のポイントを紹介した。今回は、車載システムなどに代表される極めて厳しいノイズ対策の事例について解説する。
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原因が分かればノイズ対策の8割は終了、実現不可能な方法も検討
試作~最終段階のEMC対策と、厳しい車載機器でも使える手法(前編)
前回、機器開発の初期段階におけるEMC 設計の勘所について説明した。今回は、それに続く試作段階と、実測評価から規格試験に合格するまでの最終段階で重要となるEMC設計の考え方と具体策のポイントを紹介する。
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EMC対策は設計段階から、同じ失敗を繰り返さない
ノイズ対策部品を使いこなす、EMC設計の核心を押さえる(後編)
前回まで、現場で使うことが多いノイズ対策部品について解説した。今回は、機器開発の初期段階におけるEMC設計の勘所について説明する。
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フェライトコアは大電流に注意、自家中毒には磁性吸収シート
ノイズ対策部品を使いこなす、EMC設計の核心を押さえる(前編)
前回に引き続き、現場で使うことが多いノイズ対策部品について解説する。今回は、フェライトコア(クランプフィルター)、磁性吸収シート、バリスターを取り上げる。
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USBやHDMIの課題はコモンモードフィルターで解決
フェライトビーズ、3端子フィルター、コモンモードフィルターを使いこなす(後編)
実際に用いられるノイズ対策部品について解説する。今回は、コモンモードノイズを選択的に減衰するコモンモードフィルターを取り上げる。
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コイルと使い分けるフェライトビーズ、重要なSパラメーター
フェライトビーズ、3端子フィルター、コモンモードフィルターを使いこなす(前編)
前回に引き続き、実際に用いられるノイズ対策部品について解説する。今回は抵抗成分とインダクタンス成分によってノイズを低減するフェライトビーズ、インダクター(コイル)とコンデンサーを組み合わせた3端子フィルターを取り上げる。
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コイルは反射、コンデンサーはバイパスでノイズを低減
ノイズ対策の勘所、基本4要素を押さえる(後編)
ノイズは、発生原因や発生プロセスが非常に多様かつ複雑であることから、対策も複雑で重複的になりがちだ。効果的なノイズ対策を実行するために、基本4要素をしっかり頭に入れておくことは極めて重要である。今回はEMC対策部品のうちインダクターとコンデンサーについて説明する。
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シールドは覆えば終わりではない、逆にノイズのアンテナに
ノイズ対策の勘所、基本4要素を押さえる(前編)
ノイズは、発生原因や発生プロセスが非常に多様かつ複雑であることから、対策も複雑で重複的になりがちだ。効果的なノイズ対策を実行するために、基本4要素をしっかり頭に入れておくことは極めて重要である。今回はこのノイズ対策の基本4要素について解説する。
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なぜクロックでノイズが多いか、EMCの対処はまるで医療行為
電磁的な影響を受けない、障害を与えない(後編)
本連載では、量的にも質的にも変化しつつあるノイズ問題とその対応部品の活用について、その基本から各フローに沿って見直し、有効かつ効率的な対策手法を考えていく。今回はEMCとノイズの基本情報と重要な視点を解説する。
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自分が発するノイズで誤動作、「自家中毒」に気をつける
電磁的な影響を受けない、障害を与えない(前編)
電磁的ノイズはネットワークや機器の進化で量的にも質的にも変化し、従来のセオリー通りの対策では対応しきれない可能性が増している。そこでノイズ問題とその対応部品の活用について、その基本から各フローに沿って見直し、有効かつ効率的な対策手法を考えていく。今回はEMCとノイズの基本情報と重要な視点を解説する。