「調達した資金を基に10kW機の実証試験を始めます」(チャレナジー代表取締役の清水敦史氏)――。
台風を利用した風力発電を目指すチャレナジー(本社東京)は、三井住友海上キャピタル(本社東京)とTHK、ベンチャーキャピタルファンド「リアルテックファンド」から第三者割当増資による資金調達を2018年2月2日に実施すると発表した。資金調達の総額は約2.8億円である。
チャレナジーは調達した資金を基に、2020年に量産販売予定である定格出力10kWの発電機を試作する。さらに2018年8月から、沖縄県石垣島で同試作機の実証実験を開始する予定だ。同社は2017年7月に10kW機向けの実物大円筒翼の試験を成功させている。これまでの実証実験は1kW機で実施していた。